途上国専門家研修事業 
ACIHは、JICAの研修員受入れ事業に基づき、主として予防医学に関する以下のような研修プログラムを企画、実行しています。毎年、多数の海外の保健医療関係者がこれらのプログラムに参加しています。
(JICA集団研修事業実施計画)
- 子どもの死亡削減と国際協力セミナー
〜ミレニアム開発目標の達成を目指して〜
乳児死亡率をはじめとした母子保健指標は、衛生指標として重要であるだけでなく、
その国の経済、文化、教育、慣習等と密接に関係している。我が国の戦後の母子保健
指標の著しい改善の要因を分析し、途上国の母子保健指標の改善の方針樹立に資する。
2000年に国連で採択された「ミレニアム開発目標(Millennium
Development
Goals)では2015年までに乳幼児死亡率の削減、妊産婦の健康改善、エイズやマラリア等の感染症の流行阻止が謳われている。開発途上国の母子保健問題を改善することは、国際協力の最大の課題の一つである。
ワクチン予防可能疾患の疫学及び対策セミナー
〜ポリオ、麻疹、B型肝炎対策及び新ワクチン導入〜
予防医学の最も代表的な対策はワクチンによる感染症対策である。1980年にWHOの天然痘根絶プログラムが成功し、全世界から天然痘
がなくなった。現在、WHOの指導の下、ポリオの根絶事業が最終段階「End Game」に入っている。
- 本研修では、ポリオ根絶事業及びWHOが新たに打ち立てた戦略であるGIVS (Global Immunization Vision and
Strategy)を基に、麻疹、B型肝炎等のワクチン予防可能疾患の対策、新ワクチン導入について、対象疾病対策に必要な要因分析、
方法論の設定、フィールドプログラムマネージメントについて研修する
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AIDSの予防及び対策
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AIDSは原因であるウイルス(HIV)の発見以来、世界中で6000万人以上の人々がこのウイルスに感染した。WHOはAIDS対策を当面の最優先課題に挙げ、Universal
Accessが提唱されている。また2000年に国連で採択されたミレニアム開発目標の一つとして、2015年までにHIV/AIDSの流行阻止が謳われている。またHIVと同じレトロウイルスであるATLウイルスは白血病を起こすウイルスであり、この白血病(成人T細胞白血病:ATL)は日本で発見された。当初日本だけの病気と思われていたが、その後の疫学調査により全世界に広がって存在することが確認されている。研修では、AIDS/ATLの疫学、サーベイランス、ラボ診断技術及び社会学的対策も含めた
総合保健医療予防対策について、各専門領域の最新の知見を学び、自国での
対策、研究に貢献できるようにする
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肝炎の疫学、予防及び治療
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肝炎はAIDSとともに世界的な対策の樹立が急がれる感染症である。例えばB型肝炎は世界で3億5千万人以上のキャリアが存在するとされる。
アジアやアフリカでは持続感染者が人口の8%以上の高頻度国があり、中には20%を上回る国など、大きな保健医療上の課題となっている。また肝硬変や肝癌等、急性・慢性の肝臓疾病の主な原因であるC型肝炎は、全世界に約1.7億人もの感染者が存在すると推定されており、公衆衛生の観点からは重要な病原ウイルスの一つである。対策として感染予防対策やサーベイランス(国内外の肝炎の発生状況の把握)が必須である。研修では、各種ウイルス肝炎に関する最新の知見の習得を通じ、
診断や治療、サーベイランス、予防対策(ワクチン、予防接種拡大計画事業、母子感染予防、院内感染や注射事故予防、その他感染ルートの遮断)に関する国際的及び地域の政策の立て方を学び、それぞれの国における予防対策の実施と指導のあり方を習得する
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農村医学セミナー
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農業生産性を向上させるための農業の近代化に伴い、農薬を始め、化学物質による健康影響や農業機械による災害等、農作業に起因する疾病予防に対する基本的な知識と対策方法を身につけ、政策の立案、実施、マネージメントの能力を養成する
- 薬剤耐性病原体の実験室診断コース
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薬学の進歩は感染症対策に多大な貢献をしてきたが、その反面多くの抗菌剤に抵抗性を持った細菌を出現させた。日本でも薬剤(多剤)耐性菌により院内感染がしばしば問題となっている。開発途上国においても多量(多剤)の抗生物質による治療や中途半端な薬剤使用で耐性を持つ細菌が出現し、感染症の治療を難しくしている。本セミナーでは、世界的な問題になりつつある、薬剤耐性菌発現の環境やメカニズムの検討、 検査技術に関する講義、実習を通じて、薬剤耐性病原体による感染症の予防
及び対策方法を習得する
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- 地域別研修
血液スクリーニング検査向上(中米地域)
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中米地域における最重要課題である感染症対策(HIV/AIDS、ウイルス性肝炎、シャーガス、デング、マラリア等)について、疾病の早期発見及び安全な血液の供給が急務となっている。特に輸血に係る血液スクリーニング検査について、その規定や診断能力は国あるいは医療(検査)機関によって精度が著しく異なることから、各国政府はその格差を埋め、血液の安全性を高める必要があると認識している。本研修では血液スクリーニングの知識・技術を向上させ、また血液スクリーニングの自国における制度化・能力向上に貢献することを目的としている。
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国別特設 パレスチナ医療技術改善コース
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パレスチナにおける保健医療関連分野は、自治政府の設立と同時に重点分野と位置づけられているにもかかわらず、自国に医学部が存在しなかったこともあり、全ての医師が外国で資格を所得している。そのため技術レベルや診断・治療手法は様々な状況である。本コースではパレスチナ暫定自治政府に対する医療分野での実質的な支援、協力を目指し、
医師、医療技術者など医療機関に係わる人材育成のため、医療技術研修を行う
2007年度 JICA集団研修コース 受入日程案
| 研修コース名 |
実施期間 |
| 開講日 |
閉講日 |
| 第5回 AIDS/ATLの疫学及びその予防対策セミナー |
07.05.14 |
07.06.08 |
| 第2回 子どもの死亡削減と国際協力セミナー |
07.05.21 |
07.06.22 |
|
第4回 ワクチン予防可能疾患の疫学及び対策セミナー |
07.06.25 |
07.07.20 |
|
第19回 能力強化研修感染症(ワクチン予防可能疾患)対策コース(日本人専門家) |
07.06.25 |
07.07.20 |
| 第5回 肝炎の疫学とその予防、治療対策セミナー |
07.08.27 |
07.09.14 |
| 第3回 農村医学コース |
07.09.25 |
07.11.09 |
|
第2回 ワクチン予防可能疾患の疫学及び対策セミナー(仏語圏アフリカ) |
07.10.15 |
07.11.02 |
|
第4回 薬剤耐性病原体の実験室診断コース |
07.11.26 |
08.03.21 |
| 第2回 血液スクリーニング検査向上(中米地域) |
08.01.15 |
08.02.01 |
2008年度 JICA集団研修コース 受入日程案
|
研修コース名 |
実施期間 |
| 開講日 |
閉講日 |
|
第3回 子どもの死亡削減と国際協力セミナー |
08.05.19 |
08.06.20 |
|
第2回 能力強化研修母子保健対策研修(日本人専門家) |
08.05.19 |
08.06.20 |
|
第5回 ワクチン予防可能疾患の疫学及び対策セミナー |
08.06.23 |
08.07.18 |
|
第20回 能力強化研修感染症(ワクチン予防可能疾患)対策コース(日本人専門家) |
08.06.23 |
08.07.18 |
|
第1回 AIDSの予防及び対策(A) |
08.07.22 |
08.08.08 |
|
第1回 肝炎の疫学、予防及び治療 |
08.08.25 |
08.09.12 |
| 第4回 農村医学コース |
08.09.22 |
08.11.07 |
第3回 ワクチン予防可能疾患の疫学及び対策セミナー
(仏語圏アフリカ) |
08.10.14 |
08.10.31 |
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第5回 薬剤耐性病原体の実験室診断コース |
08.12.01 |
09.03.27 |
|
第3回 血液スクリーニング検査向上(中米地域) |
09.01.26 |
09.02.20 |
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第1回 AIDSの予防及び対策(B) |
09.02.23 |
09.03.13 |
研修のスケジュール及び写真
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