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財団法人 国際保健医療交流センター (ACIH)

10年の歩み

1990 - 2000

 

ACIHは2000年1月で、設立10周年を迎えました。ACIHは、この10年間、ワクチン供与など世界ポリオ根絶事業への参画や世界規模感染症サーベイランス網の構築、開発途上国の予防医学推進と、国際医療協力に活動を展開してきました。

ご挨拶  理事長 蟻田 功Isao Arita, M.D. Chairman, ACIH

 ”夢を持ち、歴史を作ろう”−これがACIHの新年のモットーです。夢には、小さな夢もありますし大きな夢もありますが、ACIHは世界の不幸な人々が少しでも救われればという夢を持って、その歴史を作りつつあると思います。
 英国の歴史学者アーノルド・トインビー(3年前死去)は、20世紀を振り返って、その特徴とは戦争、暴力、テロなどではなく、人類がお互いに助け合うことに目覚めたことにあるだろうと言っています。確かにそうです。これにコンピューターなどのテクノロジーの発達が、この相互援助をやり易くしています。
 ACIHの過去10年を振り返りますと、この歴史の流れに沿って、微力ですが一生懸命に努力してきたと言えます。今年2000年は、新興・再興感染症の定点サーベイランス活動の定着化と更なる進展、新ワクチンの発展途上国への導入支援、9つの研修コースの効果増進そして老齢化人口の健全化の4つの目標に向かって、一歩一歩進んでいきたいと思います。
 ACIHの努力を今まで支援していただいた方々に改めて大きな感謝を捧げると共に、その期待に報いるよう、今後も頑張って参ります。

 

1988年 9月 国立熊本病院内に設立準備事務局を設置 初代理事長 細川護煕 
初代理事長 細川護煕
1990年 1月 産官学の協力により厚生省・外務省の認可により設立
初代理事長に細川護煕熊本県知事が就任
熊本県医師会内に事務所を置く
  4月 集団研修を5コース開催
 血液由来、感染症試薬、小児麻痺根絶、医薬品、農村近代化
    講演会 「グローバル下痢症対策」 R.キャッシュ氏(ハーバード大学講師) 柳谷謙介JICA総裁
柳谷謙介JICA総裁
  6月 講演会 「国際協力の現状と将来」 柳谷謙介(国際協力事業団総裁)
  9月 国際会議出席 第1回国連子どもサミット(ニューヨーク)に坪常務理事が参加
1991年 1月 調査団派遣 バングラディシュの保健推進計画へ五十嵐(長大熱研)、田中(県衛研)先生を派遣
  4月 福島譲二熊本県知事が理事長に就任
    新たに乳児死亡率改善コースを開催  
  5月 国際会議 「地球規模のワクチンの流通・供給体制の改善」 P. Russel (CVI特別顧問)他13名(松下国際財団助成) 研修コース閉講式
研修コースの閉講式
  5月 シンポジウム 「外国人から見た日本−いま国際協力を考える」 F. Fenner(オーストラリア大学研究所顧問)他
  9月 研究事業 「ポリオ根絶のための技術開発に関する総合的研究」(〜94年3月)
  10月 講演会 「我が国の国際協力の現状と展望」 眞木秀郎(国際協力事業団副総裁)
    世界ポリオ根絶計画への専門家派遣(国際ボランティア貯金) 大山卓昭医師(金沢大学)をマニラ・北京へ派遣
1992年 5月 熊本県健康センター内へ事務所を移転  
  7月 特定公益増進法人の認可取得  
  8月 国際会議 「地球規模のワクチンの流通・供給体制の改善」(麹町会館) P. Russel (CVI特別顧問)他13名(松下国際財団助成)  
  11月 講演会 「ポリオ根絶最新情報」 C.A.de Quadros (WHO PAHO)  
1993年 1月 世界ポリオ根絶計画への専門家派遣(国際ボランティア貯金) 遠田耕平医師(秋田大学)をホーチミン市へ派遣 CVI 世界会議
CVI 世界会議
  2月 中国ポリオ対策プロジェクトへ西村裕一医師(ACIH)を長期派遣
  4月 蟻田 功国立熊本病院名誉院長が理事長就任
  11月 世界ポリオ根絶計画への専門家派遣 宮本助産婦(福岡)をホーチミン市へ派遣
    国際会議 「世界子どもワクチン国際会議開催」(国立京都国際会館) WHO、UNICEF、開発途上国から228名参加
    国際会議 「ポストCVIミーティング」(京都リサーチパーク) CVIメンバー、日本人専門家55名参加
  12月 WHO西太平洋地域事務局との共同ポリオワクチン募金による寄付金 23,000,000円  
1994年 1月 京都宣言による「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(細川佳代子代表)」を設立

ポリオセンターの子どもたち
ポリオセンターの子どもたち

  4月 新たにパレスチナ地域保健コースを開催
    研究事業 「開発途上国のワクチン自給自足を推進するための日本の国際協力に関する研究」(〜97年3月)
    研究事業 「院内感染症対策研究」(〜97年3月)
    研究事業 「HIV感染症の実験室疫学」(〜97年3月)
  8月 講演会 「ポリオ根絶プロジェクト現地報告会」 西村裕一(中国)、遠田耕平、宮本妙子(ベトナム)
  12月 JICAコンサルタント登録の承認
1995年 1月 講演会 「21世紀の子どもたちへの贈り物」 ユニセフ地球村  
  6月 中国ポリオ対策プロジェクトへ京極新冶医師(ACIH)を長期派遣 ランドクルーザー贈呈
ランドクルーザー贈呈
  9月 第1回東京役員会を虎ノ門で開催
    「小児麻痺撲滅に従事する医療専門家の育成、医薬品の配布」(国際ボランティア貯金) 中国へランドクルーザー4台、ワクチン200万ドース供与
  10月 蟻田 功理事長がオスワルド・クルズ賞(ブラジル)受賞

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 [最終更新日:2007年05月07日]

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