Agency for Cooperation in International Health (ACIH)

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途上国専門家研修事業日本人専門家事業その他

1. 背景世界の高齢人口の年間推定増加数

近年、中国、ブラジル、マレイシアなど比較的経済の発展した途上国の一部においては、人口の高齢化現象が起こっており、感染症対策がまだ不十分なうちに生活習慣病や加齢に伴う様々な健康問題が出現し、その対策が求められています。また、世界中で毎年約900万人ずつ老齢人口(65歳以上)が増加していますが、その8割り近くは開発途上国の高齢者だと試算されています(右図参照)。

ACIHのこれまでの活動の中心は、保健、疾病予防の観点からの途上国の感染症対策でしたが、今後は、老齢人口の保健予防対策にも取り組むこととなりました。これまでは我が国では高齢化問題といえば、介護のことが話題の中心でしたが、本年度より厚生省も「健康日本21」など1次予防に重点を置いた提案をしています。ACIHでは、感染症対策においてワクチンによる感染症の予防のように、健康なうちから準備をして心身ともに健やかな老後をおくること、すなわちHealthy Ageing(健やかに年を重ねること)に焦点をあてた調査研究や国際交流を進めていきます。

その手始めとして、WHO(世界保健機関)の協力のもと、昨年と今年の2回、高齢化対策スタディーコースを実施、計20名の保健医療関係者が欧州を訪れました。各回とも帰国後は報告を兼ねてシンポジウムを開き、多くの方々に関心を持っていただきました(1999年度ACIH講演会 「高齢者の健やかな生活とその活力ある地域作りを! −国際高齢者年にちなんで−」)。本年度からは、以下に示すような活動やホームページを通じて、この分野に関心のある多くの方々と、高齢化問題に関するグローバルな情報を共有したいと考えています。

2. 活動プラン

1)高齢化問題研究会

医療、保健、福祉などで実際に活動している10名程度のメンバーが定期的に集まり、HealthyAgeingに関係する様々な話題を取り上げて討論する場です。

@ 高齢化問題の既成概念にとらわれず、自由な発想で討議する
A 文化人類学、社会経済学など学際的なものであってよい
B 保健、疾病予防、すなわちHealthy Ageingを考える
C 日本国内の問題としてではなく、人口や経済など世界共通の問題を認識する
D 議論の内容は、国際協力など社会還元に結びつけることを目指す

2000年9月から2ヶ月に1度の割合で、研究会を行っています。(研究会議事録

そのほか、今後の予定として以下のような話題もあがっています。

このように、私たちの考えるテーマは、人類の高齢化に関する様々な問題を、新たな観点からとらえようとしています。今後も様々な話題を提供していきたいと思います。

 

2)研修事業

現在、海外の高齢者保健医療福祉に関係する行政スタッフ、医師などを対象とした研修コースを企画し、JICAと協議中です。ACIH ではJICA の支援を得てこれまで多くの研修コースを行ってきましたが、その大部分は感染症や小児にかかわることでした。既に一部の国から高齢化問題に関係する研修の要望も出ており、今後ますます必要とされるでしょう。国内でも高齢化率の高い熊本県は、高齢者保健福祉対策にも力を入れており、先の欧州スタディーコース参加者を中心に研修の受入を計画しています。

3)国際交流

国際シンポジウムの開催を計画しています。アジア近隣諸国の地方行政官などを招いて、各国のかかえる問題の情報交換を行う、或はWHO、英国オックスフォードなど欧州スタディーコースで関係した機関や、中国などこれから高齢化問題に立ち向かう国から関係者を招いて、日本の高齢化問題を分析する、などの内容を検討しています。

活動にご興味のある方はACIHまでメールにてご連絡下さい。

E-mail to info@acih.com info@acih.com


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 [最終更新日:2001年12月1日]

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