ACIH設立の背景、活動方針
ACIH設立の背景
わが国は戦後、様々な分野でめざましい発展をとげました。保健医療分野においても
目を見張る進展があり、そのおかげとして、世界一の長寿を享受することができたのです。
これに対し、多くの開発途上国での保健医療水準の改善は遅れており、劣悪な環境の中での生活を余儀なくされています。これらの国々の平均寿命は依然として50歳を下回るものであり、
先進国との隔たりは大きくなるばかりです。
この隔たりを少しでもなくすために、わが国は保健医療水準の改善に向け、より一層の責任を担うべきであると思われます。
その実現を目指し、ACIHは1990年1月に、外務省、厚生省の認可を得て設立されました。現理事長の蟻田功氏は、20数年来、WHOにて天然痘根絶計画などのグローバルな保健医療活動に従事
してきましたが、1985年帰熊後、予防医学を基本とした途上国向けの保健医療活動を行う目的でACIH設立に関わりました。
その活動の拠点を東京でなく熊本に置き、地方の医療資源を活用して、日本各地より専門家を招聘して国際保健医療事業を実施しています。
ACIH活動方針
予防医学の推進
ACIHは、国際医療協力に関するプログラムの中で、費用効果の高い予防医学の考え方を進めています。過去において、このようなプログラムは、治療医学へ重点が置かれすぎる傾向にありました。
より重要性の高い保健計画の支援
ACIHは、開発途上国において、より優先度の高い重要な保健プログラムの開発、調査を支援します。
ACIHは、そのような保健プログラムを積極的に奨励し、プログラムの機能を高めるべく、各国保健指導者を招聘してのセミナーを開催し、情報交換に勤めると同時に開かれた討論の場や実際行われている調査研究へ参入しています。自由な意見の交換を促すため、あらゆる協議が支援側と受容側との間で行われるべきと考えます。
他の機関との共同研究
日本政府の実施機関である国際協力事業団や、その他の多国間、二国間機関、及び種々の民間団体との協力により、予防医学に力点を置いた国際的な保健計画などの研究を推進しています。
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